チューンナップ工房〜ストラクチャーテスト実施〜
昨年の11月に滑走面にストラクチャーをいれる
ストーンマシンを導入いたしました。
メーカーやチューンナップショップで世界的にも使用率の高い
ウインターシュタイガー社のレーシングストラクチャーパッケージ搭載した
最新のマシンです。
回転数や圧力等の調整の方も順調にすすみ、
仕上がり具合も大変よくなってきておりますが…
やはり雪上でのテストが必要です。
今回もサイオトスキー場に協力いただきストラクチャーのテストを実施してきました。
同じメーカーの同じモデルの板を4台用意して、それぞれに
違うストラクチャーを加工して持ち込みました。
タイマーをセットして直線にて計測を開始です。
タイマーを使用しテストすることで感覚的なものではなく
滑走性がより明確になります。
天候は晴れたり曇ったり、時には雪が降りだしたりと雪質も変化していき
多少のバラ付きはありましたが、とても参考になるデータをとることができました。
明らかに滑らなかったのは、深く粗いストラクチャーです。
一般的に水分の多い雪の時は撥水性をだすために深めのストラクチャーが
よいとされていますが、深いストラクチャーは同時に抵抗も強くなります。
撥水性よりも抵抗が勝ってしまい、結果的にタイムロスしているようです。
見た目にしっかりときれいにストラクチャーが入っていても
実は深くて滑走性はイマイチなんてことも…
今後のピステチューンでは、カテゴリー別や種目別、
ウェーブやツリー等のストラクチャーパターンなど
選択の幅が広がるように考えております。
是非ともご期待ください。