チューンナップ工房〜エッジのストラクチャー?〜
シーズンも終わりに近くなってきました、すでに終了されたお客様が
チューンナップを持ち込んでいただいている状況です。
ピステではチューンをご利用いただけると、来シーズン直前まで無料保管も
おこなっておりますので、是非ともご利用下さい。
チューンナップ工房では、この数年エッジの削り方や仕上げを重点的に
取り組んできましたので少し報告しておきます。
エッジの仕上げ方には機械仕上げ、手仕上げ、セラミック仕上げ等
削り方の違いがあります。いずれも長所と短所がありどれがよいと
いうものではありませんが、共通していることは粗い仕上げはNGということです。
ピステでは5年前よりセラミックのディスクにてエッジを削るマシーンを
とりいれましたが、これも削り方が粗くなると『ひっかかる』『グリップがいまひとつ』
『エッジが滑らない』等の問題が発生してきました。逆にエッジの表面をツルツルの
鏡面仕上げにすると、水分の多い雪質の時にはソールと同じく表面張力が働いて滑り
にくくなったり、低温の時に雪がエッジにつきやすくなってしまうという情報もありました。
このような状況を考慮しながら昨シーズンにテストを繰り返しエッジにスチラクチャー?
のような加工をすることで問題を解決していくことができました、ズラしたい時にズレて
グリップしたい時にはしっかりグリップ、雪質に大きく左右されないエッジです。
この仕上げにより1年間作業して今シーズン終えた結果、エッジのクレームはほとんどありませんでした。
まだまだいろんな可能性があると思うので続けて勉強していきます。
だいぶマニアな話になってしまいましたが
チューンナップでお悩みのお客様へ、是非一度ピステチューンも試してみて下さい。
すでにご利用頂いているお客様には少しずつ進化しているエッジなどの仕上がり具合を
気にして楽しんで滑ってみてください。
またチューンナップの情報があれば報告していきますので宜しくお願いします。